おとなも子どもも経験しよう!!(Shop Genjiro の思い)


そもそも、ワークショップが必要だと感じたのは、息子が通っている幼児園で「積み木」がないということ。何かにつけて「危ない」ということだけで経験すべきことが取り上げられ、「安全」が当たり前の中で過ごしているということ。若者の中には、お茶は「ペットボトルに入っている物」としか知らず、急須すら目にしたことがないという生活環境を目の当たりにしたことが一つのきっかけとなりました。また、様々な体験教室などがありますが、「危ない」「ダメ」子どもが子どもらしくすると迷惑になるという環境がほとんどで「これで、体験なの?」と疑問を持ったということ。日本人の器用さや真面目さが「便利」という社会の中で消されていってしまっているということ。20代の男性でさえ簡単なコンセント修理も出来ない、コンセントの構造も知らない、電気の球も変えられない、水道のパッキンも直せない・・・。ゲームはできる(ゲームは一人解決だと私たちは思っています)が、他人から教えてもらったことを素直に実行するということはできない。このままでは、「日本人」がだめになる。「人間」がダメになる。「危険」を経験せずに成長していけば、他人の痛みを知ることもない大人になっていく。そのことが、結果的に重大犯罪につながっていくことになる・・・。そんな危機感を感じたことからであります。

 

また、親子のコミュニケーションについて、大型テーマパークに行ったことで家族間のコミュニケーションが図れたとは言えないと感じています。本当の大切なコミュニケーションとは、親が子のために何かを一生懸命作っている姿を見せる。親が他の大人から教えを乞うている姿を見せる。失敗するところを見せる。親よりも子の方が上手だということを親が認める(子が認める)。子どもにより多くの親以外の大人と接する機会を持たせる。私たちは親子で認め合う(言葉に出して)ということが大切なコミュニケーションだと思います。

 

 

私たちが目指すワークショップとは…

 

21世紀を生きるの子どもたちは、親世代の過剰な思いから「危ない」という理由で様々な遊具が取り上げられています。また、「便利」を追求する社会によって、考えることも必要とされなくなり、「簡単」「楽に」と手間暇をかけなくても良い環境となっています。また、割りばしや100均に象徴される「使い捨て」時代。物を大切にするという気持ちが失われつつある時代に生きています。物を大切にするということ、自分の感性で何かを作るということ、親以外の大人と接するということ、自分で考えて作るということ、親が子のためにおもちゃをつくるということ、その背中を子どもが見るということ、社会に出るまでに経験すべきことも経験できず、知ることもなく過ごしてしまうのではなく、どこかのきっかけで経験できるそんなイベントを目指しています。

「ダメ」「危ない」「やめなさい」。法に触れるような本当に「してはいけないこと」以外ではこの言葉がない世界を作りたいと思います。